「尿もれ」や「産後のゆるみ」が気になる人に効果があると言われるちつトレ。
ちつトレには、一体どんな効果があるのでしょうか?
当記事では、ちつトレの効果と効果的なやり方についてご紹介します。
興味はあるけど、どんなメリットがあるのか知りたい方は、ぜひご参考にしてください。
関連:ちつトレのやり方とは
目次
ちつトレの8つの効果
ちつトレには、以下の8つの効果があると言われています。
- 冷えの改善
- 腰痛の改善
- 快眠効果
- 便秘の解消
- 美肌効果
- 姿勢が改善
- ダイエット効果
- 感度アップ
なぜちつトレは、上記8つの効果があると言われているのでしょうか?
1つずつ解説していきます。
冷えの改善
冷えの原因には、血行不良やホルモンバランスの乱れなどから影響しているといわれています。
ちつトレで骨盤底筋を鍛えると、血の巡りが良くなります。血の巡りが良くなると、体内でつくられた熱が血液を通じて体全体に伝わり、結果、体全体が温まり冷えの改善につながります。
また、冷えが改善されると、ホルモンバランスが整い、その結果、生理痛が緩和する効果もあるといわれています。
腰痛の改善
ちつトレには、腰痛の改善の効果もあります。
腰痛の原因には、血行不良や骨盤底筋のゆるみ等が影響しているといわれています。
先に解説した「冷えの改善」の通り、ちつトレは血行を良くする効果があり、腰痛改善に効果的です。
また、骨盤底筋がゆるんでいると、姿勢が悪くなり腰痛を引き起こしやすくなります。
骨盤底筋を鍛えると体幹を安定させる事ができ、姿勢がよくなる効果があります。姿勢がよくなると、腰痛改善につながります。
快眠効果
「寝つきが悪い」「熟睡できない」などの睡眠の悩みにもちつトレは効果があります。
睡眠の悩みの原因に、冷えやホルモンバランスの乱れなどの影響があるといわれています
ちつトレで冷えの改善がされると、卵巣の働きに影響をかけ、ホルモンバランスが整います。
そしてその結果、睡眠の悩みも改善されることが期待できます。また、ホルモンバランスが整うと、生理痛を緩和する効果もあります。
便秘の解消
便秘にもちつトレは効果が期待できます。冷えからくる便秘の場合、腸の血行不良が関係しているといわれています。
ちつトレで冷えの改善がされると、血のめぐりがよくなり、腸の動きが活発になり、便秘の解消へとつながります。
また、骨盤底筋を鍛えると、尿道口や肛門の締まりがよくなるので、尿漏れの改善、おならがでやすいといった悩みなどにも効果があるといわれています。
美肌効果
美肌には女性ホルモンが不可欠といわれています。不足すると、シミ、しわ、たるみ等の肌のトラブルの原因となります。
ちつトレには、冷えを改善しホルモンバランスを整える効果があります。
その結果、美肌に不可欠なエストロゲンの分泌が活発となり、美肌効果が期待できます。
さらに、エストロゲンには髪にも影響があるので、つやつや髪になれるというメリットもあります。
姿勢が改善
ちつトレで骨盤底筋を鍛えると、姿勢の安定性を高めることができます。
逆に骨盤底筋が衰えると、姿勢が悪くなってしまいます。女性は出産、加齢や日常生活の蓄積などの影響で、骨盤底筋の力が弱まりやすいといわれています。
そのため、日頃からちつトレで骨盤底筋を鍛えることをお勧めします。姿勢がよくなると、後ろ姿が若々しくみえ、さらに代謝があがってダイエットにも効果的です。
ダイエット効果
ちつトレを行って姿勢がよくなると、代謝があがるという効果がありますが、ダイエットには基礎代謝をあげることが不可欠です。
ちつトレを行って基礎代謝があがれば、効率的に脂肪を燃焼し、ダイエットの成功に導きます。
また、基礎代謝があがることにより、血行がよくなり、肌や髪がきれいになるというメリットもあります。
感度アップ
ちつトレを行うと、膣口の締まりがよくなり、感度がアップする効果があるといわれています。
感度がアップするとオーガズムに達しやすくなります。また、オーガズムに達すると、オキシトシンが分泌されます。このオキシトシンは幸福感を感じる効果があり、よりセックスを豊かにしてくれます。
その他に、オキシトシンにはストレスの軽減、ポジティブになるなどのメリットもあります。
効果的なちつトレのやり方
これまで、ちつトレのさまざまな効果やメリットを解説してきました。それでは、ちつトレを実際に行ってみましょう。
ちつトレにはいろいろなやり方があります。ここでは、寝た状態、立った姿勢、座った状態、ウォーキングでのやり方を解説します。
寝た状態で行うちつトレ
寝た状態で行えるちつトレのやり方は、以下の通りです。
- まず、床に仰向けになり、膝はそろえて曲げます。
- ゆっくりと息を吸いながらお尻をあげて、お尻の穴を少ししめるように意識をします。
- 続けて膣と肛門も締めるように意識を集中します。
- 息をはきながら、お尻をゆっくり床におろします。
- この動作を1分繰り返します。
リラックスした状態で行うことで効果を高められます。
さらにちつトレで効果を高めるには
寝る前に行うと快眠効果も期待できます。
また、紙や下敷きなどを両膝の間に挟むと、膣に集中しやすく力が入るので、より効果が期待できます。
立った状態で行うちつトレ
電車の中、料理中や歯磨き中など、日常生活の中で行いやすい効果的なちつトレです。
- 姿勢をまっすぐにして立ちます。この時、足は揃えます。
- お尻の穴を少しキュッとしめるように意識をし、膣と肛門を締めて5秒間キープ
- ゆっくりと息を吐きながら5秒かけて緩めます。
- 同じ動きを5回×10セット繰り返す。
生活の中で習慣にしてしまえば行いやすいです。
座った状態で行うちつトレ
電車の中やテレビを見ながらできる効果的なちつトレのやり方です。
- 椅子に座り、座骨に重心をかけるよう意識します。
- お尻の穴を少しキュッとしめるよう意識します。
- 膣と肛門を締めながら、耳、肩先、骨盤の横側が一直線になるように背筋を伸ばします。
- 体制を5秒間キープ、ゆっくりと息を吐きながら5秒かけて緩めます。
- 同じ動きを5回×10セット行います。
隙間時間にもできるカンタンなちつトレの方法になります。
ウォーキングで行うちつトレ
通勤時や休日の散歩中など、歩きながら行うことができる効果的なちつトレのやり方です。
- 足は胸より前にだす様に意識をして、かかとから着地するように歩きます。
- 肋骨をしめて、つま先からみぞおちへ引き上げるようにして足を動かします。
- 目はまっすぐの位置をみるように意識します。
- 胸を開き、呼吸が浅くならないよう意識して保ちます。
- 背筋を伸ばし、ウォーキングを行います
よりちつトレの効果を得たいなら、ウォーキング中がおすすめです。
ウォーキングで行うちつトレのメリット
背筋を伸ばして行うので、背中が鍛えられ背中美人になれます。
また、晴れた日にウォーキングを行うと、日光を浴びることによって脳内の神経伝達物質であるセロトニンが分泌されます。
セロトニンはストレスを軽減する効果があるといわれています。
ちつトレを効果的に行う上で知っておきたいこと
ちつトレは正しく行ってはじめて効果が期待できます。ここでは、ちつトレを行う上で知っておきたいことを解説します。
どれくらいで効果が出るの?
早い人だとちつトレを開始してから1カ月といわれています。
遅い人でも、3か月目には実感できるかと思われます。すぐに効果が出ないからといって途中で止めずに、継続していくことがとても大事です。
日常生活に組み込んで、ストレスを感じないように続けていきましょう。
生理中もちつトレを行うべき?
継続することが効果を発揮するために必要ですが、生理中で体調がすぐれないときはお休みしましょう。
ちつトレは体調が良いときに行うようにしましょう。
グッズを使うとさらに効果的?
ちつトレにはグッズを使って行うやり方もあります。インターネットや取扱いをしている店舗で購入が可能です。
主に、ちつトレのグッズは膣に挿入するタイプのもので、膣を引き締めるのに意識がしやすく効果が期待できます。
また、膣に挿入するのに抵抗がある場合は、太ももに挟んで使うグッズもあります。
ちつトレの効果はたくさんある!
以上、ちつトレにはたくさんの効果やメリットがある事を解説させて頂いました。
今日からすぐに始めることをお勧めします。現在、体の不調が無くても、骨盤底筋は年を重ねるごとに機能が低下していきます。
将来のためにも、予防として今からコツコツ続けていきましょう。継続することが、とても大切です。